日本企業による包装・パッケージ業界への投資

日本企業投資

テト休みが明けた今週初め、パッケージ生産を専門とする100%日本出資のArtpresto Vietnam工場が、Ha Nam省Chau Son工業団地で着工された。総投資額は500万ドル。

■バンダイ子会社のアートプレスト社が工場着工

Artpresto Vietnam包装生産工場プロジェクトは、バンダイナムコグループの子会社Artpresto Vietnam社が、高品質のパッケージ製品の生産を目指し投資を行い、工場完成後の生産能力は年間4,000万点を目標としている。

同社は1983年に設立され、バンダイナムコグループのパッケージデザインや商品デザイン、印刷関連商品を担当し、2018年の総売上は80億円に上る。

同社の社長によると、工場が稼働すれば、日本とベトナム市場に高品質のパッケージ製品を供給するサプライチェーンに貢献できると話す。顧客はもちろんのこと、親会社であるバンダイナムコグループからの需要だけでも非常に大きいため、このベトナム工場は、同グループにとってパッケージ製品の重要な供給元となるだろう。

さらにグループ全体でみると、Artpresto Vietnamはベトナム市場に限らず、東南アジア市場全体における事業展開において、バンダイの最初の一歩となる。

■王子グループもUnited Packaging社に出資

2018年半ば、王子ホールディングスグループは、United Packaging社に出資し、Tan Phu Trung工業団地(ホーチミン市Cu Tri県)の5ヘクタールの土地に投資額1,500万ドル以上をかけて、生産工場を建設した。

United Packaging社の工場は、食品業界や商品ラベルで使用する高品質の紙製品、各種パッケージを専門に生産する。Tan Phu Trungの包装工場は、ハイフォン市やHa Nam省に次いで、王子ホールディングスグループのベトナムでの6番目のプロジェクトで、東南アジア地域での当グループの31か所目の工場となる。

この工場は市場のニーズを満たすため、商品の多様化と品質向上、王子ホールディングスの競争優位性を高めることを目指し、投資拡大戦略を展開する。

■年間25%の成長を予測、魅力的な投資分野

現在、ベトナムの加工・包装業界の成長率は年間10~15%で、この業界向けの機械・設備のサプライヤーにとっても、投資の拡大や国内企業の買収を行う外資企業にとっても、非常に魅力的な分野だと評価されている。

パッケージは種類やデザインが多様なため、パッケージの原料も幅広く、主にプラスチック、紙、段ボール、金属、ガラスなどが使用されている。

2019年は業界全体で25%の成長率になると予測されている。

(Dau Tu 2月20日,P.11)