生命保険市場の大きな可能性

ベトナムの生命保険需要

ベトナムの生命保険の加入率はまだ低い

ベトナムでは国民の生命保険商品への加入率がまだ低く、非常に潜在的な市場と捉えられている。現在ベトナムのこの業界での売り上げはGDPの1%に過ぎないが、インドネシアでは2.4%、タイでは4%と、アジア地域の他の国々と比較して非常に低い水準にある。

再保険を提供するスイス・リー(Swiss Re)グループの推定によると、ベトナムでの生命保険商品の売上は、予定死亡率のおかげで最大7,000億ドルに達するという。

ベトナムは、高いGDP成長率と、資産を持つ中流層の増加により、他のアジアの新興国と同様、成長が見込まれる幾つかの要素を持っている。

Manulife Vietnam社のKim Fleming社長は、ベトナムが世界で最も急成長している生命保険市場の1つだと評価としている。

この認識は、中流層の増加やベトナムの生命保険加盟者の割合が8%と非常に低いことなどを含む多くの要因に基づいている。

中流層が増加するベトナムは生命保険会社のチャンス

同様に、AIAグループのNg Keng Hooi社長兼CEOも、「人口構成や社会的要素の急激な変化は、生命保険企業に多くのチャンスをもたらしています」と話す。

さらに、「ベトナムは、人口の70%が35歳未満の若い国です。中流層が人口の13%を占めるまで急増しており、2026年には26%に達すると予想されています。中流層の拡大と著しい経済成長は、健康補助商品や生活の質向上に対するニーズを促進する要素となっています」と述べた。

実際、2018年に生命保険業界の総売上は、驚くべき成長で115兆9,820億ドン(約5,799億1,000万円)に達し、前年比30%も増加した。

ベトナム保険協会のTran Vinh Duc会長は、生命保険業界が今後も力強い成長を続けるだろうと話す。具体的にはベトナム経済は2019年も高い成長が続くとされており、GDP成長率は6.8~7%、生命保険分野は25%以上成長すると予測されている。

(Doanh Nhan Sai Gon 7月18日~24日,P.10)